野菜高騰!上手に冷凍保存を
米に続いて、野菜の高騰が止まりません。
しかしながら、野菜を食べないわけにはいきません。
旬の野菜をまとめ買いして、そのまま冷凍するのはいかがでしょうか。
野菜は生のまま冷凍すると味が落ちると思われがちですが、冷凍や解凍のポイントさえ押さえておけば、大丈夫。
多くの野菜は生のまま冷凍でき、面倒な下ごしらえなしで、凍ったまま調理できます。
野菜は冷凍すると繊維が壊れるため、味がしみ込みやすくなって、本来の甘みやうまみも出やすくなって、苦味が和らぎます。
冷凍野菜のメリット
- 野菜は冷蔵庫で保存すると、鮮度がどんどん失われますが、冷凍するとほとんどの野菜は3週間~1カ月ほど保存可能。とはいえ、鮮度が落ちないうちに使い切りたいもの。
- タマネギや里芋など皮のある野菜は、そのまま冷凍するので鮮度もそのまま。解凍時は凍ったまま水に1分ほど浸すと、表面の氷が溶けて、皮がツルッと簡単にむけます。
冷凍時のポイント
- 新鮮なうちに、水気と空気を遮断し、素早く凍らせて。
- 野菜はきれいに洗って水気を拭きとり、ラップで包む。
- まるごと野菜は切り口がないため、冷凍しても傷みにくく、冷凍保存袋(なければポリ袋OK)に入れるだけ。
- 保存袋に入れたら、できるだけ空気を抜く。
- 平らな状態にして冷凍庫へ。金属製バットなどがあれば、その上に乗せると時短に。
解凍時のポイント
- 解凍した野菜の再冷凍は味が落ちるので、1回で使い切るように。
- 解凍したものをそのまま食べる場合は、食べる直前に調理を。
- そのままお弁当に入れるのは、腐敗の原因になるためNG。
冷凍に向いているのは、ホウレン草や小松菜などの葉物野菜、ブロッコリーなど。
新鮮なうちに下ゆでし、小分けにして冷凍しておくと、色や食感をそのままに保存できます。
きのこ類は、冷凍によって旨味が増すという相乗効果もあります。
不向きなのは、サラダなど生野菜として食べるレタス、きゅうり、トマトなど。解凍時に水分が多く出てしまい、食感や味の変化が大きく、おいしく食べられません。
セロリやごぼう、じゃがいも、さつまいもなども繊維が多いため、冷凍によって食感や風味が大きく損なわれてしまうので、注意が必要です。
いろいろな野菜が少しずつ残ったら、「ミックス野菜」として冷凍するのがお薦めです。
キャベツや小松菜などの葉野菜は一口大に、長ネギは斜め薄切り、ニンジンは薄切りに。
1回で使う分量を冷凍しておくと、凍ったまま、野菜炒めや汁もの、鍋もの、ラーメンやパスタなど幅広く使えて便利です。
好きなときに、ムダなく使い切ることができる冷凍野菜は、食費の節約にもつながります。
六甲の天然水「マロッ」とともに、おいしく召し上がりください。