災害に備える⑩
災害はいつ、どこで発生するかわかりません。
このところ、地震や風水害等、さまざまな自然災害が多発しています。
災害発生時に家族が別々の場所にいるときなど、お互いの安否が確認できるよう、日頃から安否確認の方法や集合場所などを話し合っておきたいものです。
1)自宅や勤務先周辺の緊急避難場所を把握しておき、被災時に落ち合う場所を定めておく
2)家族全員が利用できる安否確認方法を把握しておく
家族みんなが携帯電話を持っていても、災害時は回線がつながりにくくなるため、連絡がとれない場合があります。安否確認には次のような手段があります。
「災害用伝言ダイヤル(171)」
大災害発生時に、被災地内の電話番号に限り利用できるサービスです。
停電、被災により自宅の電話が使えない場合や、避難等により電話に応答できない場合に伝言を録音することができます。
局番なしの「171」に電話をかけ、音声ガイダンスに従って、被災地電話番号を市外局番から入力し、メッセージを録音または再生します。
特定の人だけにメッセージを伝えたい場合には、暗証番号を設定することも可能。
ただし、伝えたい相手には、あらかじめ暗証番号を伝えておく必要があります。
一般加入電話や公衆電話、携帯電話、スマーフォン、一部のIP電話からも利用できます。
携帯電話のインターネットサービスを利用した「災害用伝言板」
被災地域の方が、携帯電話のインターネットサービスを利用して、自らの安否を文字情報で登録することができるサービスです。
大災害発生時には、携帯電話各社のポータルサイトのトップメニューに「災害用伝言板」へのリンクが表示されます。
登録された伝言は各社の携帯電話やスマートフォン、パソコンなどで、電話番号をもとに検索することで閲覧することができます。
(参考:一般財団法人消防防災科学センター「防災サバイバル」)