災害時は、水やガス、電気などのライフラインがストップすることもあります。
普段の食事の確保が困難になって、栄養不足になる可能性も。
万が一の場合に備えて、災害時の食について見直してみました。
災害時の限られた環境でも衛生的に調理ができるのが「パッククッキング」です。
パッククッキングとは、食材や調味料を耐熱性のあるポリ袋に入れ、お湯を沸かした鍋で加熱するだけの簡単な調理法。
一度に複数のポリ袋を入れて加熱できるため、主食と副菜を同時に調理できます。
普段の食品が使える、米は研がずにそのまま調理、湯せん用の水は捨てないで再利用、ポリ袋をそのまま食器に乗せることで食器の洗浄不要など、メリットはたくさんあります。
子どもから高齢者まで、幅広く好まれる「スパゲッティナポリタン」のレシピを紹介します。
材料(1人分)
スパゲッティ 100g
無塩トマトジュース 200ml
水 大さじ2杯
オリーブオイル 小さじ1
ウインナーソーセージ 3本
タマネギ 1/4個
ピーマン 1/2個
トマトケチャップ 大さじ2
ウスターソース 大さじ1
作り方
- 耐熱性ポリ袋にスパゲッティを半分に折って入れ、トマトジュースと水、オリーブオイルも入れて袋の外からもんで混ぜ合わせ、1時間ほど置いておく。
- ウインナーと野菜を切り、調味料もすべて①に加え、袋の空気を抜いて先をねじり結ぶ。
- 鍋に湯を沸騰させて、表示されているスパゲッティの茹で時間プラス10分湯せんして、よく混ぜ合わせると、出来上がり。
袋の上からさわって、まだ固い場合は、柔らかくなるまで湯せんを。
子ども用はウスターソースを減らすか、トマトケチャップだけで調味するとマイルドな味に仕上がります。
パッククッキングは工程がシンプルで、複数の料理が一緒に作れるので、時短テクニックとしての普段使いもお薦めです。
非常時の備蓄水として、六甲の天然水「マロッ」をストックして、災害時の調理にも活用ください。
(参考:農林水産省HP)