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水のことば  水魚之交

2018年9月18日

コラム

9-2-18

豊かな水に恵まれた日本をはじめ、世界各地で古くから、水にまつわる格言やことわざを残されています。

今回は、海外のことわざを紹介します。

まずは、中国の歴史書『三国志』から、「水魚之交」(すいぎょのまじわり)。

劉備は、諸葛孔明と日ごとに親密になっていくことを快く思わなかった、関羽・張飛らに対して、「わたしに孔明がいるのは、あたかも魚が水を得たということである」と言ったと記されています。

水と魚のように切っても切れない、非常に仲のいい信頼できる関係のたとえ。
君主と臣下の関係はもちろん、夫婦の仲についてもいわれます。

続いてはアラブのことわざから、「男が川なら、女は水たまり」

アラブの川は乾期にはカラカラ、雨季には激流と化します。
そんな川を男性とするならば、女性は穏やかなダム湖の水。
満々とたたえて一見静かに見えますが、一旦堰を切ると、凄まじいまでの水が溢れ出ます。
女性を怒らせてしまうと、手の施しようがないというたとえだそうです。

「ナイルの水を飲むものは、ナイルに帰る」

インドでは「ガンジス河で水浴びした者は、ガンジスのほとりに帰って死ぬ」といわれ、
ローマではトレビノの泉にコインを投げて、再び戻ってこられることを祈ります。

水を回帰のモチーフとすることわざが、世界各国で共通しているのがなんとも興味深いですね。